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2016.08.30

かかりつけ薬剤師を「知らない」人が約6割

日本調剤の調査によると、「かかりつけ薬剤師」について「知らない/分からない」との回答が57.8%、約6割に上ったのだそうです。

これは、全国の一般男女1000人を対象にした調査のようですが、この数字、果たしていいのか、悪いのか・・・。

今年の4月から始まった「かかりつけ薬剤師」制度なのですが、6割も知らないというのは、普通に考えると浸透していないなとも思うのですが、別の角度から見ると、そこまで薬に頼る必要のない人たちも多いというようなこともいえますよね。

一昔前、テレビが娯楽の頂点であったときであれば、恐らくもっともっと普及率は上がっていたのではないかと思うのですが、インターネットが普及している今、テレビやラジオのような一方向で、垂れ流しぎみなコンテンツには、もはや力はなくなってきており、個人それぞれが自分で自分の好みの情報を仕入れる状況下では、なかなかお役所の思惑通りには進まないですよね。

とはいえ、まだまだ始まったばかりの制度ですから、徐々に浸透させていくしかありませんよね。

2016.08.29

モルヒネに代わる「副作用のない」鎮痛薬

モルヒネと同等の鎮痛効果を持っているにも関わらず、副作用がないと考えられる合成薬剤の開発が成功したという発表がありましたね。

モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬は、痛みを抑える強力な作用がありますが、その半面、強い副作用があるため、非常に危険で中毒性が高いものとされています。

現に、オピオイド類による呼吸の抑制により、アメリカだけでも毎年約3万人の死者が発生しているそうですし、そのアメリカでは、オピオイドの使用と乱用がまん延のレベルにまで達しているのだそうです。

また、中国などでは「飲食店が客を依存症にしてリピーターにするため、提供する食事に麻薬成分を混ぜている」などという噂があり、ただの噂話だと思っていたら、実際に飲食物からモルヒネなどケシの実の殻に由来する成分が検出されたとして、外食店35店を摘発したと報道されています。

ですので、今回のような副作用のない鎮痛剤の開発は、人類にとってかなり有用なものになるはずですから、一刻も早い完成が望まれますね。

ちなみに、開発チームによると2年以内に人による臨床試験を開始したいとのことのようです。

2016.08.29

薬剤師国家試験2017日程発表

厚生労働省は8月26日、第102回薬剤師国家試験を平成29年2月25日および同月26日に実施すると発表しました。

試験地は、北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県および福岡県となっており、合格発表は3月28日午後2時となります。

この試験は、平成29年3月23日までの卒業見込み者を含む受験資格該当者を対象に実施され、受験手続きは、願書や写真、返信用封筒など受験に関する書類を、平成29年1月4日から同月16日までに試験地を管轄する地方厚生局または地方厚生支局に提出することになります。

郵送する場合、書留郵便とし、1月16日までの消印のあるものに限り受け付けるとのことですので、期日には充分注意しておきましょう。

ちなみに、受験手数料は6,800円となっています。

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