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2016.11.30

iPS細胞

iPS細胞は、皮膚や血液などの細胞から作ることのできる「万能細胞」で、無限に増やすことができるうえ、培養条件によって様々な組織細胞に変えることができるため、病気や怪我で失った細胞や組織を作り、治療に用いようとする再生医療の研究が進んでいます。

2014年にはiPS細胞から作った網膜組織を目の難病のある患者に移植するという世界初の手術が行われて、今もなお安全性などの検証が続いています。

このiPS細胞を使った医療応用については、大きく二つの分野があるのだそうで、一つは、iPS細胞から体の様々な細胞に分化させ、移植する再生医療。

そしてもう一つは、患者の細胞から作ったiPS細胞由来細胞に病態を再現することによって、その病気のメカニズムを解明し、薬を開発するという創薬。

医薬品医療機器等法では、その効果は初期には完全に証明できなくても、安全性をきちんと確認したら承認してその後に効果を検証しようという流れになっているそうですから、今後の再生医療に期待です。

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