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2024.11.28
とどくすり for Special Care
専門薬剤師などによる相談受付やプライバシーに配慮した処方せん薬発送により、希少疾患をはじめとした専門的な疾患に特化した対応を実現。
おかぴファーマシーシステム株式会社が、直営薬局「とどくすり薬局」で、2024年11月27日より特定の疾患に特化し、薬の配送や相談などを行うオンライン薬局「とどくすり for Special Care」の提供を開始。
第一弾の対応疾患としてHIV感染症に特化したサービスを開始され、本サービスでは、希少疾患をはじめとした専門的な疾患を抱える患者を対象として、おかぴファーマシーの提供する処方せん薬宅配サービス「とどくすり」によるプライバシーに配慮した服薬指導・処方せん薬発送や、専門疾患に特化した各種支援を提供、また、専門疾患において必要な福祉手続きや医療機関との連携などの相談に対応します。
本サービスは、今後「とどくすり」提携薬局などへも拡大して提供されていくようで、おかぴファーマシーは、専門疾患の患者にとって、疾患に関わる様々な不安の解消を支援する環境の構築を目指していきます。
専門薬剤師などの監修による服薬指導・管理
専門的な疾患については、関連する情報も多くなく、患者には、服薬に関しても自身の疾患に理解のある薬剤師からの服薬指導や相談を受けたいというニーズがあります。本サービスでは、患者の疾患に合わせた専門薬剤師からの教育を薬局内で継続的に実施し、薬局としての機能強化を図りながら患者への服薬指導・服薬管理を行います。専門薬剤師は、病棟や地域包括ケアシステムの医療チームの中で医師や看護師などとも連携し、専門領域の薬物療法のスペシャリストとしての知識や技能をもって患者の治療をサポートすることができる薬剤師資格です。HIV感染症に特化する第一弾ではHIV専門薬剤師の支援を得て提供します。
個別事情に配慮した配送に対応
外見だけでは分からない希少疾患においては、疾患に対する偏見や周囲の無理解があり、近所や職場には隠したい・服薬していることを知られたくない、中でもHIV感染症に関しては同居する家族にも知られたくないという患者が多い傾向にあります。本サービスでは、発送元を匿名化する対応や、服薬する患者以外の方がどのような薬か分からないように配慮するなど患者の個別事情に配慮した配送形態に対応します。また、厳格な温度管理が必要な輸送にも対応します。
医療費助成制度など、指定薬局の手続きに関する相談受付
希少疾患をはじめ長期療養を必要とする疾患は、その内容に応じて行政による医療費助成制度などの申請手続きや症状に応じた追加の福祉サービスの検討などが必要であり、これらを相談できるオンライン窓口を開設します。また患者自身の主治医に直接確認する内容でないものの、薬やサプリメントなどの飲み合わせなどを確認したいというような声に対応できるよう、オンラインで気軽に聞くことができる相談窓口も開設し、患者における生活全般の不安の解消を支援できる環境を構築します。
処方せん薬宅配サービス「とどくすり」によるプライバシーに配慮した対応
薬局店舗での処方では、他の患者もいる環境下での服薬指導が行われるため、周囲に知られたくない疾患を抱える患者にとっては、自身の疾患名や服薬の内容について他の人に聞かれてしまう、知っている人がいるのではないかというプライバシーに関する不安があります。「とどくすり」は、オンラインサービスのため、患者自身で服薬指導の場所選択が可能で、誰にも見られない環境下で患者のプライバシーに配慮した服薬指導を実現します。
2024.06.17
薬剤師力がぐんぐん伸びる 総合診療医が教える検査値の活かし方
処方から病態を推論し、必要な検査値を考えアセスメントし、処方提案や薬学管理を考えるのステップに沿って、検査値活用術を伝授!
薬局において、患者が持参した血液検査や尿検査などの臨床検査結果を薬剤師が目にする機会が増えているのですが、検査結果の読み解き方や薬学管理への活かし方に関して、苦手意識を抱いている薬剤師は少なくありません。
本書では、処方から病態を推論する、必要な検査値を考える、検査値をアセスメントする、医師への提案や薬学的管理を考えるという4つのステップに沿って、臨床現場で検査値を活用するノウハウを、総合診療医である岸田直樹氏が解説しています。
岸田氏は、2020年9月号から23年7月号まで、月刊誌「日経ドラッグインフォメーション プレミアム版」(日経DI プレミアム版)で連載していた人気コラム「4つのステップで考えるDr.岸田の検査値の活かし方」でもおなじみのドクターで、本書では、同連載のエッセンスを取り入れつつ、前述の4つのステップの考え方の他、疾患・病態別に押さえるべき検査値・データの読み方も網羅。
臨床検査値に“強く”なりたい薬剤師必読の一冊となっています。
2016.11.30
iPS細胞
iPS細胞は、皮膚や血液などの細胞から作ることのできる「万能細胞」で、無限に増やすことができるうえ、培養条件によって様々な組織細胞に変えることができるため、病気や怪我で失った細胞や組織を作り、治療に用いようとする再生医療の研究が進んでいます。
2014年にはiPS細胞から作った網膜組織を目の難病のある患者に移植するという世界初の手術が行われて、今もなお安全性などの検証が続いています。
このiPS細胞を使った医療応用については、大きく二つの分野があるのだそうで、一つは、iPS細胞から体の様々な細胞に分化させ、移植する再生医療。
そしてもう一つは、患者の細胞から作ったiPS細胞由来細胞に病態を再現することによって、その病気のメカニズムを解明し、薬を開発するという創薬。
医薬品医療機器等法では、その効果は初期には完全に証明できなくても、安全性をきちんと確認したら承認してその後に効果を検証しようという流れになっているそうですから、今後の再生医療に期待です。
2016.11.02
11月8日はいい歯の日!
一般社団法人日本私立歯科大学協会が10~70代の幅広い世代の男女1,000名に対し、「歯科診療」及び「歯科医師」に関する意識調査を実施し、かかりつけの歯科医院がある人は、全体の3人に2人の割合64.3%だったそうで、さらに満足度については80.3点となったそうです。
また、そのかかりつけ歯科医院を選ぶポイントで一番高かったのが「人柄」で、なんと50.5%にも及んだのだそうです。
どんなことでもそうですが、人柄ってとても重要ですよね。
また、2番めには「技術」が選ばれて46.7%となり、前回の調査では1番の理由となっていた「立地」は46.4%に留まり、3番めの理由となったのだそうです。
まぁ、家から一番近い歯医者が理想ではありますが、いまやコンビニの数よりも多いと言われている歯医者ですから、探せば近くにいくらでも見つかりますから、やはり1番の理由である「人柄」が重視されるのでしょうね。
また、かかりつけ歯科医院のある人に聞いた、かかりつけ歯科医院のメリットは、治療中に緊張しないということがあげられ、その他虫歯や歯周病になりづらいという意見があったのだとか。
なんにせよ、信頼できるところがいいということですよね。
2016.10.21
薬剤師ドラマ、いよいよ最終回
いよいよ、株式会社大賀薬局と株式会社グッドラックスリーが共同制作した日本初の!?薬剤師ドラマ「人生のメソッド~大賀屋薬局編~」の最終話が、本日10月21日(金)深夜25:54より放送されます。
この「人生のメソッド~大賀屋薬局編~」ドラマは、薬局を舞台とした笑いあり涙ありの日本初の!?薬剤師ドラマで、大賀薬局の福ビル店をロケ地とし、社員38名が出演、薬剤師監修の下、大賀薬局とグッドラックスリーの共同制作によって作られています。
薬剤師を目指している方や医療関係者、必見!
2016.10.19
慢性頭痛
頭痛って、本当に嫌ですよね?
頭がズキズキ、ガンガン、どれをとっても割けたいところなのですが、頭痛のことを単に頭が痛いだけだなんて解釈していませんか?
実は、頭痛には、100種類以上ものタイプのある病気なのですよ。
一般的に、慢性頭痛には3つのタイプがあり「緊張型頭痛」「偏頭痛/片頭痛」「群発頭痛」というように分類されます。
まず、緊張型頭痛の症状は、徐々に強くなるのが特徴で、後頭部に圧迫されるような重い痛み、首筋の張りがあり、肩こりも併発します。
これは、筋肉の緊張が高まり、血行が悪くなり老廃物が溜まることで神経を刺激し、痛みが起こります。
偏頭痛/片頭痛は、女性に多く見られ、頭の片側に脈打つような痛み、吐き気・嘔吐などの特徴があり、光や音に過敏となります。
脳内物質のセロトニンが増殖し脳の血管を広げ、そのまわりの三叉神経に刺激を与えることで痛みが発生します。
群発頭痛は、男性に多くみられ、ある時期に集中して起こり目の奥がえぐられるような痛みが特徴となっています。
緊張型頭痛や片頭痛と比べ患者数が少ないため、あまりよく知られていませんが、痛みは一定期間、たいていは1~2ヵ月くらい続きます。
この群発頭痛は、アルコールが原因となっていて、飲酒後40分から1時間ほどたった頃に発作があらわれやすいといわれています。
この時期には、飲酒すると確実に頭痛が起こるので、どんなに無類のお酒好きだったとしても、この期間だけはアルコールを避けるようですよ。
2016.09.30
人生のメソッド~大賀屋薬局編~
株式会社大賀薬局と株式会社グッドラックスリーは、日本初となる薬剤師ドラマ「人生のメソッド~大賀屋薬局編~」を共同制作し、KBC九州朝日放送で10月7日、14日、21日に放送するのだそうです。
このドラマは、大賀薬局の福ビル店をロケ地としているようで、社員38名が出演し、薬剤師監修の下で制作されているそうで、今後もこのような面白い企画がドンドン出てきそうですね。
この手のドラマであれば、タレントさんなどではあまり実感がわきませんし、身近な人々によってPRするというスタイルは、今後もっともっと出てきそうですね。
【あらすじ】
日本全国を駆け巡る旅一座、万家。
座長が借金を抱えたため、花形を務める万家徳治朗は舞台の合間を縫ってアルバイトをすることを決意する。
幼少期から芸事しかしたことがない時代錯誤な男、万家徳治朗のアルバイトへの挑戦が始まる。
今回、万家一座の徳治朗が飛び込んだアルバイト先は、全国的に有名な薬局チェーン店、大賀屋薬局。
そこで働くことになった徳治郎は、大賀屋薬局の御曹司、清三郎に出会う。 一方、万家一座の副座長は、大賀屋薬局で働くハナと恋仲になる。
ハナの妊娠が発覚するが、子供の実の父親は清三郎であった。
大賀屋薬局で徳治朗が目撃する出来事は、万家一座が演じる古き芝居「見送る親子」そのものであった。
現実は、舞台と同じ結末を迎えるのか・・・ 今、切ない喜劇の幕が開く!
2016.09.12
節薬バッグで医療費抑制
横須賀市薬剤師会がなにやら面白そうな試みを行うようです。
というのも、今秋から、家庭などで飲み残した医薬品を次回の処方量に反映させるため「節薬バッグ」なるものの運用を試行するのだそうです。
これは、趣旨に賛同する横須賀市周辺の保険薬局60店舗以上で先行実施する予定で、削減効果などを見極めながら三浦半島全域に広げていきたいのだそうです。
これは、なかなか素晴らしい試みですね。
この試みがどのようなものなのかというと、参加薬局が、患者の希望に応じて濃紺の「ネイビーバッグ」を配布し、過去に処方されたけれど使い切れなかった医薬品などを持参してもらい、その使用期限などをチェックするのだそうです。
また、それだけでなく新たに同じ薬を処方する場合、重複分を減らすよう医療機関や主治医と調整するほか、複数の薬局を利用する患者の飲み合わせも確認し、誤服用防止や副作用のリスク軽減にもつなげるのだとか。
やはり、国の方針だけでなく、現場からの動きが一番効果がありそうですね。
2016.09.01
お薬手帳プラス、登録会員10万人を突破!
日本調剤の全薬局店舗で運用している電子お薬手帳アプリ「お薬手帳プラス」の登録会員が10万人を突破したのだそうです。
この「お薬手帳プラス」は、会員登録すると専用カードやQRコードでのデータ読み取りなどの手続きなく、利用者の服薬情報が日本調剤の薬局へ行くたびに、持っているスマートフォンに自動反映される便利な電子お薬手帳で、今後も利用者が増え続けていきそうですね。
2016.08.30
かかりつけ薬剤師を「知らない」人が約6割
日本調剤の調査によると、「かかりつけ薬剤師」について「知らない/分からない」との回答が57.8%、約6割に上ったのだそうです。
これは、全国の一般男女1000人を対象にした調査のようですが、この数字、果たしていいのか、悪いのか・・・。
今年の4月から始まった「かかりつけ薬剤師」制度なのですが、6割も知らないというのは、普通に考えると浸透していないなとも思うのですが、別の角度から見ると、そこまで薬に頼る必要のない人たちも多いというようなこともいえますよね。
一昔前、テレビが娯楽の頂点であったときであれば、恐らくもっともっと普及率は上がっていたのではないかと思うのですが、インターネットが普及している今、テレビやラジオのような一方向で、垂れ流しぎみなコンテンツには、もはや力はなくなってきており、個人それぞれが自分で自分の好みの情報を仕入れる状況下では、なかなかお役所の思惑通りには進まないですよね。
とはいえ、まだまだ始まったばかりの制度ですから、徐々に浸透させていくしかありませんよね。